「映画ドラえもん のび太の宝島」感想|酷評 泣かせの感動演出が残念

映画

こんにちは、さと (@shufu_sato) です。

映画『ドラえもん のび太の宝島』をみました。

※ 以下、辛めの感想なので、嫌な方はスルーしていただければと存じます。

 

実際にみたのは2018年の公開初日だったんですが、あまりのつまらなさに途中寝てしまったので、改めてテレビ公開をみました。

もうね、ひどい。やっぱりひどい。

公開当時から「興行収入歴代最高」とか言われてたし、SNSでも高評価の声が高かったけど、個人的には近年稀にみるひどい映画ドラえもんでした。

脚本が 川村元気さん の時点で嫌な予感はしてたけど、案の定「泣かせる」ことに重きをおきすぎたよくわからないストーリー。

オチは大人を意識しすぎだし、オープニングを削った時点でまったく ”映画ドラえもん” を理解してないんだなぁと残念。

ドラえもんは家族でみられる映画だけれど、これは大人に寄りすぎていてなんだかなぁ。

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あらすじ

ジャイアンたちに「宝島(たからじま)を見つける!」と宣言(せんげん)してしまったのび太は、ドラえもんが出してくれたひみつ道具『宝探(さが)し地図』を使って、宝島を探しはじめる。ところが、地図が示(しめ)した場所は、なんと太平洋上に突然(とつぜん)あらわれた新しい島だった!
“ノビタオーラ号”と名付けた船で宝島に向かったのび太たちは、上陸する直前、急にあらわれた海賊(かいぞく)におそわれてしまう。しかも、しずかが海賊船にさらわれてしまった…!
海賊がにげた後、のび太たちは海にただよう少年・フロックと、オウム型ロボットのクイズと出会う。実は、フロックは海賊船から逃げてきたメカニックで、宝島の重要な秘密(ひみつ)を知っているらしい。
海賊からしずかを助け出すため、フロックとともに宝島に向かうのび太たち。はたしてのび太たちは無事しずかを助け出すことができるのか? そして、宝島に眠る財宝(ざいほう)と、そこにかくされた秘密とは…!?

引用元:テレビ朝日

作品情報

  • 製作年:2018年
  • 製作国:日本
  • 監督:今井一暁
  • 脚本:川村元気
小説 映画ドラえもん のび太の宝島 (小学館ジュニア文庫)

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感想

オープニングがない

まずね、ほんとオープニングを抜くなんてありえない

映画ドラえもんはあれがあってこそなのよ。始業のチャイムがならないのに授業がはじまると気持ち悪いのと同じように『夢をかなえてドラえもん』は本編開始のベルみたいなもの。

そんな基本的なことを制作側が分かってない時点で、信頼なくすよね。歌を楽しみにしてる子どもたちも大勢いるなかでこういうのありえんよ。

そもそも子ども向けって分かってんのかな?

これ「宝島」じゃないよ

それでもノビタオーラ号にのって大航海にでたところは楽しかった。青い海は壮大で美しくて、冒険のはじまりをワクワクしてみていられたし。

衣装も映画ドラえもんの楽しみのひとつだけど、今回はフック船長風のドラえもんとセーラー服ののび太たちがかわいかった。

これから大海原で様々な困難を乗り越えて宝島に向かうんだろうな、宝島どんなだろうな。のび太たちが行き着く宝島、公開前から楽しみしてたんです。

宝島… いかんのかい…

結局SF。しかも地球滅亡だの、宇宙脱出だの。なにそれ ”宝島” どうなったの?

海賊たちが「何かの役に立つ」として集めていた金銀財宝はチラリと出てきたけど「宝はこれじゃない」ってドラえもんがいう。のび太だったかな。まぁどちらか。

本当の宝は家族だよ みたいな、みたいなね。

つまんねーーー。宝島にいかない『宝島』は最高につまんない。もはや、はじまりの航海さえ意味を無くしてる。

SF話もややこしすぎる

もう「宝島」ではないということは諦めてストーリーを追ってみても、釈然としない。

地球滅亡の未来が見えたからと宇宙へ脱出計画。そのために地球のエネルギーが必要だけど、エネルギー奪ったら地球滅亡しちゃう。

ん?結局、未来にみた地球滅亡を引き起こしたのはシルバーだったってことなの?

それとも地球滅亡は別ラインで進んでいってるってこと? だとすれば、今回ドラえもんたちがシルバーから地球を守ったけど、やがて滅亡する未来は変えられない

うーん、謎。

でもそんなことはもはやどうでもいい。オープニングがなかった気持ち悪さ、宝島には行かないという落胆、挙句にあんなやっすいオチをつけた2018年の映画ドラえもん。SFの意味がわかろうとわかるまいと、そんなことはさほど重要ではない。

強引な感動オチは誰のため?

そうして数々の不満を残したのび太たちが行き着いたのは、親子愛

そういうのいらないんだってぇ。

いかにも観客が泣きそうなセリフをフロックたちに言わせるところが、脚本家の意図が透けて見えて完全にシラケますよね。そういうあからさまなのいらないの。

幅広い年齢層にみてほしいとか、客層を広げたいっていう制作サイドの気持ちもわからんではないけれど、あくまで 子どもたちに寄せて 欲しい。

2016年の『新・のび太の日本誕生』で、のび太が家出しちゃうんですけど、ママはとても心配していて、それに対してパパは「心配しなくても暗くなれば帰ってくるよ。ずっとカゴの中じゃ、息がつまるよなー」と穏やかな口調で応じるんです。

男親ならではの理解だったり、息子の成長を信用して見守ってるパパの姿にぐっとくるんです。帰ってきたのび太を受け入れるママの強さも良かったし。

子どもにはこの機微はわからないと思うけど、親だけがジーンとくる名シーン。そういうのでいいの。

ドラえもんは子どもたちの冒険劇。親を意識しすぎずに、子どもに向けて作って欲しいです。

 

散々酷評してしまいました… すみません。映画ドラえもんは毎年楽しみにしているので、これからもみ続けますよ!

本日公開となった2019年版『のび太の月面探査記』の脚本は直木賞作家の辻村深月さんで、監督は『新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』の八鍬新之介さんというスペシャルタッグ!どんな映画ドラえもんなのか、楽しみです。

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