ドラマ「双葉荘の友人」感想|優しく悲しい幽霊 (中村倫也) との日々

ドラマ

こんにちは、さと (@shufu_sato) です。

WOWWOWドラマ『双葉荘の友人』をみました。

2016年に『WOWWOWシナリオ大賞』にえらばれた川崎クニハルさんのオリジナル脚本の単発ドラマです。

ただただ中村倫也を愛でたいという不純な動機でみはじめたのですが、すごく素敵なドラマでした。

すべてがつながったラストに感動…。

市原隼人と中村倫也が、現代と過去という時空を超えて交流するという、なんともファンタジックなストーリーなんですが、サスペンス要素もあっておもしろかったです。

ほのぼのと進むお話が、悲しくうごきだし、最後は胸にじーんとしみました。

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あらすじ

2000年3月。舞台監督の川村正治(市原隼人)と雑誌編集者の妻・美江(臼田あさ美)は、神奈川・横浜の街を望む高台のテラスハウス「双葉荘」に移り住む。この家の大家・寺田幸吉(中原丈雄)とその妻・直子(吉行和子)の高飛車な態度は気になったものの、隣の部屋に住む主婦・八井沙季(陽月華)との相性は良く、正治も美江も新生活になじんでいった。

そんな中、正治は舞台監督の仕事を退職し、美江の計らいで自宅でのライター業を始めることに。ある朝美江を送り出した正治は、家の中に不穏な気配を感じる。誰もいないはずの家に人影が…。それは26年前に「双葉荘」の同じ部屋に住んでいた倉田誠司(中村倫也)という画家の“幻影”だった。驚く正治に反応する倉田。似たような境遇の2人は次第に交友を結ぶようになるが、ある日正治は幻影の中で信じがたい光景を見てしまう。それは幻か過去に実際に起きたことなのか? 驚くべき真相が明らかになる。

作品情報

  • 放送期間:2016年3月19日 (1回)
  • 制作局:WOWWOW
  • 監督:平松恵美子
  • 原作:なし
  • 脚本:川崎クニハル
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市原隼人, 臼田あさ美, 中村倫也, 陽月華
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キャスト

・川村正治 …… 市原隼人
・川村美江 …… 臼田あさ美
・倉田誠司 …… 中村倫也
・八井沙季 …… 陽月華
・寺田幸吉 …… 中原丈雄
・寺田直子…… 吉行和子

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感想

ある夫婦が「双葉荘」に移り住むところから物語ははじまります。

市原隼人さんと中村倫也さんの時空を超えた交流から、思いがけない事件の真実が浮かび上がるという、ファンタジーかつミステリーなこの作品。

その一方で、全編をつうじて市原隼人・臼田あさ美夫婦のすれ違いも描かれています。

2人ともお芝居があれなのでちょいちょいずっこけそうになるのがまた味。

毒気のない市原隼人

市原隼人さんというと、激アツ熱血系俳優でいつもウォーーーと叫んでるイメージ。

いつも同じに見えてしまうんだけれども、本作では穏やかで可愛らしい市原隼人さんがみられてそれも良いです。

特に、中村倫也さんとはじめて筆談でやりとりするとこなんて、ほんとに楽しそうで、ありえない現実にワクワクがとまらねぇ!って感じが可愛らしい。

本業がうまくいかなくて「物書きになる」と安易にライターに転向。編集者の妻・美江から仕事をもらうとか、なかなかアカン夫なんです。

ダメ出しの嵐にやる気をそがれてぐだぐだしたり、なんかやる気を出してみたり、不安この上のない夫に、妻は次第にイライラをつのらせていきます。

そりゃぁねぇ、こんなあまちゃんな夫じゃぁイラつくわな。

と思ったらそうじゃなくてですね、

  • 自分の仕事がうまくいっていない
  • ずっと夫に家事を任せている罪悪感
  • 夫の仕事がうまくいき始めたことへの嫉妬

あ、そこなんだ…… 夫の仕事に嫉妬するってよくわからんのですけど、キャリアウーマンにはあるあるなんでしょうか。そんな美江にたいして、正治は

正治「家のことぐらい俺がやるの当たり前だろ。それに結構 俺、家事とかやるの好きだし」

 

俺がやるの当たり前

家事とか好きだし

 

ダメ夫の株がだだ上がりです。すごいいいやん、いい人やん。毒気のない市原隼人さん、いいです。

セリフのない中村倫也

なんといっても、セリフのない中村倫也さんの演技がすばらしい。

作品によって多彩なキャラクターを操っていますが、今作はどちらかというと、見た目D-ROOMのほんわか中村倫也。

丸メガネとレトロな衣装もかわいい。

中村倫也さんは2018年4月期の朝ドラ『半分青い。』でブレイクしましたが、この作品は2016年のもの。

『2019年エランドール賞』の新人賞授賞式に菅田将暉さんがあらわれ

菅田「こんなに匠で、こんなにバラエティーに富んで、こんなにユーモアがあって、こんなにかっこいい人がいるのに、なんでもっと見てくれないのかと、ずっと思っていた」

といいましたが、まさにそれですよね。なんで出てこなかったんだろう。

中村倫也さんの知られざる過去作もどんどんみていきたいですね。

意外な展開がおもしろい (ネタバレ)

そうやって夫婦とか仕事とかの話かと思いきや、物語は思わぬ方向にうごきだします。

正治は、倉田の妻が、大家の寺田に殺される様子を目のあたりにします。だけど正治は、26年前の双葉荘に立つ2人に触れることができず、為すすべもありません。

自殺を偽装して姿を消した寺田。そこに外出していた倉田が帰ってきます。正治はすべてを筆談で伝え、同時に何もできなかった罪悪感でうちひしがれます。

まさかこんな展開になるとは思わなかった…。

直前まで、正治と美江のすれ違いが描かれていたのに。激しく絶望する倉田の姿と自分を責める正治がなんとも辛いシーン。

それまでまったく音のなかった倉田の嗚咽が聞こえたのは、正治の心に届いた声だったのか。悲しい。

だけど既に時効が成立した事件。犯人追求になるわけでもないのですが、そこからラストに向けての流れがとても素晴らしくて泣けました。タイトルが回収されるところなんて、ぞくっとしました。

ほのぼのからのドキドキ、そして涙。最後は温かい感動を起こしてくれるドラマでした。

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