姉の家との格差があまりにも大きすぎて、これはキツイ…。
広いリビングにテレビ、有頭海老に銀座のケーキ。辛い。しかも今の布美枝さんのメンタルで。

私ぐらいになると、卑屈まっしぐらです。
ようやく妊娠の報告ができたというのに、茂さん、ダメだったか… 予想に反して喜んでくれるかと思ったけど「チーン」って感じの顔してたわ。
商店街で広まっちゃうのは困りものだけど、茂さんがこれなら喜んでくれる人がいるだけでもありがたいね。
56話のあらすじ(ネタバレ)
郷里に帰る中森 (中村靖日) は、これまで滞っていた家賃だと封筒を手渡す。中森の生活を思い、辞退する布美枝 (松下奈緒) だったが「ケジメ」だと告げる中森の顔は晴れやかだった。
商店街では布美枝の妊娠は、皆の知るところとなっていた。しかし茂 (向井理) には言い出すことができず、その悩みを美智子 (松坂慶子) に打ち明ける。
美智子は自らの体験を語って聞かせ「子どもができたことが力になるかもしれないわよ」と布美枝を励ました。
帰宅すると郵便受けに、赤羽に住む姉・暁子 (飯沼千恵子) から、布美枝と茂を自宅に招く便りが届いていた。一緒にいって欲しいという布美枝の申し出を茂は「仕事がある」と断るが、布美枝は譲らない。
いつもと違う布美枝の態度を不思議がる茂に「子どもができました」と意を決して伝える布美枝。茂は黙り込み、無表情で「子どもは大変だぞ」と低くつぶやいた。
落ち込んだまま姉の家をたずねた布美枝は、そこにある一家団らんを羨ましく見つめていた。
作品情報
- 放送期間: 2010年3月29日 〜 9月25日
- 制作局:NHK
- 脚本:山本むつみ
- 原案:武良布枝『ゲゲゲの女房』
- 主題歌:いきものがかり「ありがとう」
56話の感想
サヨウナラ、中森さん
空気のように住んでいた中森さんが、最後にとても素敵で、思いがけずホロリと涙がでました。
ケジメだと支払っていった家賃は、半額だったけれども、それが今の中森さんにとってどれほど貴重なものなのか。
踏み倒しまくった貸本出版社より、よほど中森さんのほうが立派だった。ありがとう、中森さん。
「奥さん、いつかきっと報われる時がきますよ。私はダメでしたが村井さんは大丈夫です。水木漫画にはいつかきっと陽の当たる時がきます」
同じく不遇の時を過ごした仲間の言葉が、どれほど布美枝さんに優しかったか。
水木漫画に日があたったとき、また中森さん会いにきてくれるかなぁ。来てくれるといいな。
布美枝「子どもができました」
美智子さんに励まされて、ようやく茂さんに妊娠報告をした布美枝さん。
話は逸れるけれど、この松坂慶子さんと松下奈緒さんが『まんぷく』の鈴さんと克子姉ちゃんに見えないのがすごいと、常々思う。俳優さんってほんとすごいな。
話を戻して。
報告を受けたときの、茂さんの能面があまりに露骨すぎて、あれは傷つく。
武良布枝さんの著書『ゲゲゲの女房』にこのときの出来事が書かれています。
家に帰って水木に「おめでたのようよ」というと、水木はハッと顔をあげて、私を見つめ、そのままだまり込んでしまいました。水木も不安だったんでしょう。
(中略)しばらくして水木は真顔でいいました。「おまえ、子どもは大変だぞ」
引用元:ゲゲゲの女房
真顔ツライ…
仲良し夫婦がまさか「赤ちゃん」でギクシャクしてしまうとは。なんとも悲しいです。水木しげるのブレイクはまだか。
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