ドラマ『結婚できない男』の第5話をみました。
今回のテーマは 家事 でした。
床は雑巾で水拭き、ダイニングテーブルの天板裏もしっかり水拭き、額の縁も、トイレも念入りに。パソコンのキーボード隙間のゴミものがさず、ゴミの分別も完璧に。
桑野さんの家事への向かい方は、こだわりが強くて極端ではあるけれど、人が黙々と家事をこなしている様子は、見ているだけでモチベーションあがりますね。

私ももうちょっと掃除しなきゃなぁ…。
家事を ”苦労” ととらえず、”女性がすべきもの” という概念もない、そんな桑野さんの考え方はとても素敵なのに、なぜか皮肉に聞こえてしまうのが残念だわぁ。
だけど卑屈な物言いの裏にある真意を、なぜか汲み取ってくれる夏美さんがすごい。
5話のあらすじ
リビングにトイレ、ダイニングテーブルの背面まで徹底的に掃除をする信介 (阿部寛) は、ゴミの分別も完璧にこなし、整った部屋に満足げな表情をうかべる。
クライアントの「男が家事をするのは苦労。家事は女の仕事」という価値観に顔をしかめ「家のことはすべてひとりでやっていますが、なんの苦労もありません」と言いすてる。
一方、夏美 (夏川結衣) は仕事が忙しく、家事がおろそかになってしまうと看護師たちと話していた。病院をおとずれた信介は夏美に、自分の部屋は完璧だが、他人を家に入れない主義だと言う。
摩耶 (高島礼子) が新しい仕事の依頼をもって事務所にやってきた。仕事が立て込み、躊躇する英治 (塚本高史) だったが、信介は「できない」というのが嫌で引き受けてしまう。
作品情報
- 放送期間:2006年7月 – 9月
- 制作局:TBSテレビ
- 原作:なし
- 脚本:尾崎 将也 (『アットホーム・ダッド 』『
特命係長・只野仁』ほか)
キャスト
・桑野信介 …… 阿部寛
・早坂夏美 …… 夏川結衣
・村上英治 …… 塚本高史
・田村みちる …… 国仲涼子
・沢崎摩耶 …… 高島礼子
・中川良雄 …… 尾美としのり
・中川圭子 …… 三浦理恵子
・金田裕之 …… 高知東生
・吉川沙織 …… さくら
・西村千鶴 …… SHEILA
5話の感想
家事のモチベーションアップになる
いつも完璧に片付いていた部屋は、こうやって作られていたのかと納得。清々しい家事風景。
桑野さんのすごいところは、家事を ”面倒” だと思ってないところよね。あんな面倒くさいものを、どうしたら嬉々としてやれるんだろう…
「時間がないから軽く素麺でも食べよう」と思ったのに、生姜がないからとスーパーに買いに走るところをみると、自分が決めた形に収まっていないことが許せないというところか。
その完璧主義が人間関係にもひずみを与えてるんだろうけど、家事に関してはお見事でした。

個人的には、夏美さんの「家事ってすごい面倒… なんとかならないかなぁ…」に共感だけど。
家事は女性の仕事という概念
そんな家事をテーマにした第5話で「家事は女性の仕事」と思わせるくだりが何度か登場しました。
- 桑野のクライアント
夫「いつもひとりで掃除とか洗濯とか苦労してらっしゃるからじゃないですか」
妻「失礼よ、やってくださる女性がいらっしゃるのよ」
桑野「そんなものはおりません。家のことはすべてひとりでやっていますが、なんの苦労もありません」- 夏美と看護師
夏美「家事ってすごい面倒… なんとかならないかなぁ」
看護師「男の人は結婚すればお嫁さんにやってもらいますけどねぇ」
夏美「あーあ、私もヨメが欲しい〜」- 夏美と桑野
夏美「家事とか料理してくれる人がいれば仕事に集中できていいじゃないですか」
桑野「家事をさせるなら家政婦を雇えば済む話だ」
女の私ですら、フツーに聞き流しちゃうような会話だけど、桑野さんのツッコミとか反応に、そうだよなぁなんて思ってしまいました。
夏美さんですら「ヨメが欲しい」ってなるものね。
家事ってヨメがやるもの、家事をやってくれる人がいれば自分は楽できる、だから結婚したほうがいい。
うーん、おかしいよなぁ。そらなら「家事をさせるなら家政婦を雇えば済む話だ」っていう桑野さんの考えが正しい。ほんとそれ。
家事 というものについての考え方や、自分の向き合い方についても考えさせられました。

桑野さんたまにいいこと言うんだよなぁ〜(英治談)
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