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第5週「お塩を作るんですか!?」のあらすじ
31話(月曜日)
萬平たちは忠彦の家をでて、泉大津に引っ越した。
かつて軍事施設だったその家は1階が作業場、2階が住居という造りで、鈴は階段の昇り降りに不満そう。海が近いと喜ぶ福子に「洗濯物がしょっぱっくなる」と文句をいう。
福子は、泉大津に嫁いだ親友・ハナとも久しぶりの再会を喜んだ。
作業場には巨大な鉄板が80枚以上残されており、萬平はそれを利用して何か作れないかと頭をひねるが、なかなか良案は浮かばない。
萬平、福子、鈴、そして神部は近くのラーメン屋に出向く。少し味が薄いと指摘する鈴に「配給の塩がなかなか手に入らない」と店主は説明する。
萬平は「鉄板で塩をつくれないか」と閃く。塩といえば赤穂(あこう)。萬平は塩づくりの勉強をするため、神部と共に赤穂に向かうことを決めた。
32話(火曜日)
塩づくりを学ぶため、赤穂(あこう)に向かう萬平(長谷川博己)と神部(瀬戸康史)。
入浜式塩田(いりはましきえんでん)を見学し、製造工程の説明をうけながら必死にメモをとる神部は、鹹水(かんすい)・煎熬(せんごう)の漢字が気になる。
福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)は、着物と食べものの物々交換に近所をまわっていた。物乞いのようで嫌だと鈴は嘆くが福子は気にしない。
赤穂から戻った萬平は、夕飯も食べずに道具作りにとりかかり、翌日から塩づくりがはじまった。
海からくんできた海水を、太陽光で熱した鉄板に何度もながし濃度を高め鹹水をつくる。火にかけ煮詰め(煎熬)塩を精製し、最後に苦汁(にがり)をこして完成させた。
はじめて作った塩によろこぶ萬平・福子・神部だった。(鈴はやっぱり不満そう)
33話(水曜日)
塩づくりに成功した萬平は、規模を拡大し商売としてやっていくという。
国の認可を得るには、設備を整え品質を確保しなければならない。生産量をあげるために、人を住み込みで雇うことも必要だ。
金の工面や、住み込み人の世話など不安がつのる鈴に、福子は「萬平さんを支えるのが私の役目。私が全部やります」と明言する。
親友ハナの夫に頭を下げて金を借りた福子。鈴も「どうにもならなくなったときに」と貯めていたお金を差し出した。
萬平は、家計のことを気にしながらも、設備の設計に没頭していた。
神部は大阪から人材を集めて戻ってきた。予想を超えた人数にとまどう福子たちだった。
34話(木曜日)
塩づくりのために14人の男たちがやってきた。食事はどうするのか、寝床は、風呂は。想定外の人数にとまどう福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)。
しかし萬平(長谷川博己)と神部(瀬戸康史)はどこ吹く風で、塩づくりのことしか頭にない。
翌日から設備の建築がはじまった。仕事を失い路頭に迷っていた男たちは、活気にあふれよく働く。萬平も上機嫌だった。
その一方で、福子と鈴は奔走していた。資金も不足し、再び福子は親友ハナ(呉城久美)の夫に頭を下げて借金をする。
それでも、生き生きとした萬平の横顔に、満足そうな福子だった。
35話(金曜日)
仕事がきつい上に住まいはすし詰め状態で、塩づくりの男たちは苛立ちを感じはじめていた。小さなことで諍いが起こり、鈴(松坂慶子)は男たちを一喝する。
しかしその鈴も過労で倒れてしまった。福子(安藤サクラ)の負担を心配した萬平(長谷川博己)は「人手を増やしてはどうか」と提案する。
福子が克子(松下奈緒)に手伝いを頼んだところ、長女タカが「私が行く」と申し出た。心配する忠彦(要潤)を説得し、週末だけきてくれることになった。
タカのおかげで男たちの雰囲気もずいぶん明るくなり、萬平たちもほっと一安心。
塩づくりに打ち込む夫の姿を嬉しく思いながらも「たまには2人だけの時間が欲しい」と甘える福子に、寄り添い眠る萬平だった。
36話(土曜日)
ついに準備が整い、いよいよ本格的に塩づくりがはじまった。
思いのほかの重労働に不満をもらす男たちだったが、萬平(長谷川博己)の機転で気を取り直し、1日目の作業を終えた。
しかし、出来上がった塩の少なさに、男たちは愕然とし「こんなんで商売になるのか」と不満を漏らす。福子はそんな男たちに涙を浮かべながら、やりたくない人は大阪に帰ってもいいという。
「諦めない」といった神部(瀬戸康史)の言葉をきっかけに、皆が塩づくりを続けることを決めた。
初めての塩は、塩不足に悩む清香軒(ラーメン屋)におくろうと福子は提案し、全員で店に向かう。
手渡された塩に、歓喜し涙する店主(阿南健治)は、味が薄いといわれ悔しかったとこれまでの苦悩を漏らし、皆にラーメンをふるまう。
「塩づくりは大変やけど、みなさんは世の中の役に立つ仕事をしている」という福子の言葉に、さらに塩づくりへの意欲を高めた男たちだった。
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