世良との再会をはたした26話。
たくましく生きる世良に感化された萬平は、福子の言葉から着想を得て、いよいよ動きだす。
27話のあらすじ(ネタバレ)
ハンコ屋をはじめた萬平(長谷川博己)。福子(安藤サクラ)はもちろん鈴(松坂慶子)や克子(松下奈緒)、子どもたちも総出で店を切り盛りする。
戦争で自らを証明するものを失った人たちなどから注文は殺到し、店は大盛況だった。
福子は萬平に感謝を伝えるが、萬平は「お前のおかげだ、福子。お前がいてくれたから思いついたんだ」と返す。
忙しいながらも幸せな日々を送る家族だったが、克子は余計に、その輪に「忠彦がいない寂しさ」を募らせていた。
ハンコ屋の店先に立つ福子は、客としてやってきた親友の敏子と再会する。
敏子は戦時中に結婚して、もうすぐ別のところに引っ越すという。ハナも結婚し、元気で過ごしているようだ。
充実した日々をおくる家族に、ある夜、不審な人影が近づいてくる。
27話の感想
器用な萬平さん
思いつくや否や、ハンコ屋を開業していたことにびっくりした。
ハンコを彫る機械とかどうするんだろうと思ったら、手彫りだった。そうか、そういう時代なのね。
克子姉ちゃんの子どもたちがハンコ用の木を切り、鈴さんが文字を書いて、克子姉ちゃんと萬平さんが彫る。長女と福ちゃんが店先で売るという分担作業。
すいとんの味噌汁でげんなりしていた家族の顔が生き生きとしていて、やるべきことがあるとないでは人って違うもんだなと感じます。
彫刻する萬平さんの手元がうつったけれど、やっぱり綺麗。指が。いや作品が。
初めての福ちゃんとのデートでは、かつて修理工をしていたけれど直すだけに飽き足らず、自分で作りはじめたみたいなことをいってた。
食もそうだけど、萬平さんにとっては<生きるということは”モノづくり”>でもある。
克子姉ちゃんの涙
克子姉ちゃんの才覚に注目があつまった、闇屋との交渉術(25話)。
ハンコ作りでは、萬平さんとともに彫刻やってました。手先も器用なのかしら。
子どもたちは印材を丸く削り、福子さんが印面を平らにして、鈴さんとたかちゃんが墨で文字書き、克子さんが荒く彫って、萬平さんが仕上げる。完全なる分業制。実は印面を平らにするのが一番大切で、これがきれいにいかないと、捺したときにきれいに写らない。 #まんぷく pic.twitter.com/Jzf1BExMRs
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2018年10月30日
そんなしっかり者の克子姉ちゃんが、忠彦さんを想って、ひとりで泣いていたのは辛かった。
たまたま福ちゃんが気づいたけど、多分いつもそうやってひとりで泣いて、子どもたちの前ではたくましいお母さんでいたんだろうね。
もし咲姉ちゃんがいたなら「辛い」って打ち明けられてたかもと勝手に想像してしまいます。
鈴さんと一緒に寝てるの?
福ちゃんたちはどこで寝てるんだろうなぁと気になってはいたんだけど、鈴さんも一緒に3枚布団を並べていたのに笑っちゃった。
ずっと一緒に寝てたのか、ハンコ屋をはじめて部屋がなくなったせいなのかはわからないけど。
旦那と自分の母親に挟まれて寝るって、居心地わるい。
その状況で「どうして子どもを作らないの」とかいう鈴さんは、天然なのかなんなのか(笑)
それにしても克子姉ちゃんの家には布団がいっぱいあるんだなぁ、家も広いし。
忠彦さんのご実家は、相当なお金持ちなのでは?と想像がふくらむ27話でした。
そんな動き出したばかりの萬平さんたちに、不審な人影が近づいてきます。あれは… いや土曜の予告でみたわ。
おかし作りの上手な… あの人ね。28話につづく。
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