タイトル、ネタバレすみません。
真一さんが帰ってきたお!!
30話のあらすじ(ネタバレ)
目の負傷により画家の道を断つことを決めた忠彦(要潤)だったが、やはり絵を諦めることはできなかった。そんな夫を克子(松下奈緒)は嬉しそうにみつめる。
萬平(長谷川博己)もまた、新たな道を模索しだしていた。ハンコの注文は減っており、この大所帯では食費が生活費を圧迫していたのだ。
そんなとき世良(桐谷健太)から、軍の倉庫だった物件が、その中身ごと売りに出されていると聞く。
詳細不明、内見不可という条件に迷う萬平だったが、福子(安藤サクラ)は「萬平さんなら大丈夫」と背中を押し、2人は新たな地へ踏み出すことを決意した。
戦地から帰還した真一が香田家をおとずれる。忠彦が、預かっていた桜の絵を渡すと、真一は咲を思って涙する。地獄のような戦地でそれぞれに抱えた想いを、言葉少なに労う2人だった。
萬平たちの新天地は泉大津。鈴(松坂慶子)と神部(瀬戸康史)と共に、新たな道をゆく。
30話の感想
真一さんがかえってきたぞぉぉぉぉ!
今週は、出征していた世良さん・忠彦さんが帰還し、復員兵である神部もあらわれるという、贅沢ウィークだったから、今週はここまでかと思いきや真一さんの無事まで確認することができた。
ほんとありがたい。残る野呂さんと竹ノ原くんはいつくるのか、こないのか…
夫を信じる妻たち
絵を続けるという忠彦さんを嬉しそうにみつめる克子姉ちゃん。
福ちゃんは「克子姉ちゃんも自分の旦那様は特別な人だと思ってる」といい、同じように自分も萬平さんをそう思っていると。
あの母にしてなぜこの娘たち?と不思議になるけど、反面教師というやつなのか。
もしかしたら鈴さんが苦労させられた夫、つまり福ちゃんらの父親がそういう気質で、早く亡くなった父の面影と重なる部分もあるのか。
咲姉ちゃんと違って、夢枕にはあらわれないような父なので深読みしすぎか。
萬平さんと義兄たちの疑問
SNSでは、今井三姉妹の夫たちが一堂に会するシーンを待望する声もあった。まさに今日がそれ。
だけどよく考えれば、福ちゃんと萬平さんが結婚したのは、義兄たちが出征したあとだったし、そもそも萬平さんも初対面だったのでは?だよね?
咲姉ちゃんの結婚式では、同じ空間にはいたけど覚えてないだろうし。
忠彦さんが夜中に帰ってきたとき、萬平さんの顔をみて名前を呼んだのは克子姉ちゃんが手紙なり写真なりで伝えていたからか。
今日の真一さんとの絡みもまったく違和感なかった。
敬語で話しかける萬平さんに対して、真一さんの義弟への言葉はタメ口(という言葉以外の語彙を知らずにすみません)だったし。
真一と忠彦と萬平
女が強い(騒がしい)このドラマで、静かな男性陣なのだけど15話でみせたような、真一さんと忠彦さんの静かな絡みが今日もみられて尊かった。
共に戦地を経験した真一さんと忠彦さんが、言葉少なに通じ合い、互いを労う場面。
真一さんが戻ってきて本当に良かった😆💕#ぷく絵 #まんぷく絵 #まんぷく pic.twitter.com/Q3HU4KuYVo
— にゃん太 (@S1rcJKlDW4jRDUa) 2018年11月3日
アトリエからそっと帰った真一さんの気持ちを感じている忠彦さんと、不思議がる鈴さんたちの対比は、彼らの絆を強調していてジーンときた。
新参者だし、戦地にもいっていない萬平さんも、真一さんが残していった靴からその苦労を推し量る。
待望だった婿殿たちの集合回は、とても素敵でした。
強引じゃない脚本がいい
来週からは香田家を出た萬平さんたちが、新たな道を歩みはじめる。
当初は萬平さんと福ちゃんが2人の予定だったのに、神部も鈴さんも一緒に行くことになった。神部はともかく、鈴さんが同行する流れがとてもとても良かった。
まんぷくの脚本を手がける福田靖さんはインタビューでこうこたえています。
打ち合わせの初期に「鈴さんを含めて三人の話ぐらいのつもりで作ったらどうでしょうか?」と言った時、そこにいた全員が納得してくださったんですね。
(引用:ORICON NEWS)
そう、このお話は<萬平さんと福ちゃんと鈴さん>の物語なのです。
だから鈴さんをここで置いて行くという選択肢は、流れ上ありえない。
だけど、どうなるかわからない新天地に「お義母さんも一緒に行きましょう」といえば、鈴さんのキャラクターでは「えぇ!いやよぉぉぉ」ってなるのが自然な気がする。
そこを鈴さんのキャラクターを守りながら、同行させるのに鈴さんが自ら「私もついていきます!」と流れをつくったのが、とても信頼できると思いました。
展開は早いのだけどドタバタで終わらせず、ちゃんとまとめていくストーリー。来週も楽しみ!
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