34話のあらすじ(ネタバレ)
塩づくりのために14人の男たちがやってきた。食事はどうするのか、寝床は、風呂は。想定外の人数にとまどう福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)。
しかし萬平(長谷川博己)と神部(瀬戸康史)はどこ吹く風で、塩づくりのことしか頭にない。
翌日から設備の建築がはじまった。仕事を失い路頭に迷っていた男たちは、活気にあふれよく働く。萬平も上機嫌だった。
その一方で、福子と鈴は奔走していた。資金も不足し、再び福子は親友ハナ(呉城久美)の夫に頭を下げて借金をする。
それでも、生き生きとした萬平の横顔に、満足そうな福子だった。
34話の感想
萬平さんと福ちゃん(プラス神部くん)のヤバさが浮き彫りになった34話。
ここにきて鈴さんの存在がめちゃくちゃ重要だということに気付かされます。
鈴さんがいなかったら視聴者は
- これどうするの?
- は?また借りるの?
- この夫婦、適当すぎるだろう。
と、楽しいけれど不安と不満の15分になってた可能性もある。
それが「萬平さんがご機嫌でかわいい」とか「福ちゃん健気〜」とか「神部くんひたすらかわいい」とか言ってられるのは、鈴さんのおかげよ。
視聴者の気持ちを代弁したり、福ちゃんにうるさくいう”敵”になってくれたりして、福ちゃんたちを応援したくなる気持ちを煽ってくれてるよね。
鈴さんのご苦労を思うと、もう同情しかない。
ハナちゃんに頼りすぎ
鈴さんもそうだけど、ハナちゃんにも同情だよ。
- 31話:帯を300円で購入
- 32話:留袖を500円で購入
- 33話:塩づくりの借金
- 34話:塩づくりの借金
ハナ夫さん、最初に買ってくれた帯も300円と値をつけたのは「妻の親友」で割増してくれてた。
「なにかあればまた持って来てください」は社交辞令も含まれていなかったか。
まんぷく公式によると、当時の貨幣価値は今の360分の1。帯と留袖で、29万円近く払ってるということ。さらに借金、加えて借金。
福ちゃん、憲兵隊に突撃したときも、怖気づく親友たちに「一緒に行ってくれるっていったよね?」とこわかったなぁ。
自分がこうときめたら相手の気持ち考えないとこあるのか。もうちょっとハナちゃんの立場も考えてあげてほしいよ。
先輩ぶる神部がかわいい
SNSでは、塩づくりにあつまった若者をさして<塩ーターボーイズ>なんて言葉が生まれてます。
14人もつれてきた神部くんのポンコツ感よ(かわいい)
ちゃんとした説明を受けていなかった福ちゃんや鈴さんですら「4〜5人だろう」と踏んでたのにね。
福ちゃんの「あらかじめ何人と決めてなかったんですか?」はごもっとも。
萬平さんもポンコツだわ(微笑ましい)
そして、そんな後輩たちを前に急に先輩風を吹かせるところもめっぽうかわいい神部くんでした。
でも塩ーターボーイズたち、やんちゃそうなメンツだし、ひと波乱ありそうですね。
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