本筋 (土井崎元による娘殺し) の事件は、あまり動きがなかったものの、監禁男が動き出しました。怖い。
少女がどんどん監禁男との距離を縮めていて、みていて「あぁぁ、近づくなぁ!」と手に汗にぎってしまう。
3話のあらすじ
滋子 (仲間由紀恵) が犯罪モノを扱うライターであることを理由に「あおぞら会」は取材拒否の姿勢を示したが、それは会長・金川 (石坂浩二) の指示によるものだった。
取材されては困る理由があるのではないかと疑う滋子に、潜入捜査を申し出た敏子 (西田尚美) は「あおぞら会」でスタッフとして働きはじめる。
作品情報
- 放送期間:2017年1月8日 – 2月12日(6回)
- 制作局:WOWOW
- 監督:権野元
- 原作:宮部みゆき「楽園 上 (文春文庫)」「楽園 下 (文春文庫)」
- 脚本:篠崎絵里子
キャスト
前畑 滋子 …… 仲間由紀恵
高橋 治美 …… 黒木瞳
土井崎 元 …… 小林薫
萩谷 敏子 …… 西田尚美
萩谷 等 …… 黒澤宏貴
土井崎 向子 …… 松田美由紀
土井崎 茜 …… 伊藤沙莉
土井崎 誠子 …… 夏帆
監禁男 …… 金子ノブアキ
前畑昭二 …… 甲本雅裕
井上 達矢 …… 細田善彦
金川 一男 …… 石坂浩二
3話の感想
それにしても等くんのお母さんが強い。2話で等くんが亡くなったときも、打ちひしがれる描写はなかったけれど、今回は「あおぞら会」への潜入捜査を自ら申し出るとは。
何かしていないといられないのかもしれないけれど、本当なら息子と同年代の子どもを目にすることさえ辛いだろうに。
気づいてやれなかった懺悔、そんな気持ちゆえの行動なのでしょうか。
石坂浩二さんは出てくるだけで、ラスボス感半端ないです。
登場する2つの姉妹
いよいよ金子ノブアキさんが気持ち悪いんですが、いたいけな少女を手にかけるのだけはやめてほしい。
このドラマ、2組姉妹の境遇がよく似ています。
監禁男に近づく少女には妹がいて、妹ばかりを優先する母親は、長女にはとてもきつい。
1話だったかで少女が洗濯物をたたんでいると、それがぐちゃぐちゃだとなじり「あなたはどうしてそうなの、妹ちゃんをみてごらんなさい」という。

妹、人形遊びしてましたが。
小学生にして、このやさぐれ感をかもしだす少女が気になります。
一方、土井崎家の姉妹の関係も今回明らかになってきました。
両親の興味が、グレた姉にばかり向くことに嫉妬心を抱いていた妹。親からしてみると、問題を起こすからどうしてもそこに注力せざるを得ないのだけど。
でも、茜のほうも誠子に嫉妬心があったんだろうなぁ。両親の気を引きたくてグレはじめた可能性もある。愛情の差を感じるようなエピソードが今後でてくるのかも。
それにしても、親としては悩ましいことです。少女の母親の態度はどうかと思うけど、多かれ少なかれ、兄弟で差がでてしまうときもある。どうしても手のかかる方に向いてしまう。
そういった差を感じないように注意していても「弟ばっかり!」とうちの長男もいいます…… 難しいよぅ。
茜の彼氏の存在がキー
誠子の友人のはたらきにより「茜の彼氏」という存在が浮上しました。
「シゲと呼ばれていたが、名前は知らない」という情報から、監禁男とのつながりを感じずにはいられません。監禁男の苗字は「三和」と判明しましたが、名前はまだない。
土井崎元が恐喝されていたのではないのか、という滋子の推理が当たっていたとすれば、それは金子ノブアキなんだろうか。
茜を殺したのは本当に土井崎元なのか、それすら嘘の証言なのでは。といろいろ疑いはじめてしまいます。
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